ポートフォリオを作成前の段階、これから就活をする前の段階の人に役に立つ情報を、実際にポートフォリオを作って就活に望んだ僕が細かく解説します!
- 2020年の最新の就活事情
- 転職活動時の注意点
- ポートフォリオについて
- 面接でされた質問
このページの全体像
差別化を何かしら絶対するべき
この記事を読む前に、読んだことない人は一旦下記記事に目を通してきてください。
「未経験からITエンジニアとして就職するにはどうすればいいか?」という問いに対する、僕なりの答え
未経験からエンジニアに転職する際に絶対に必要な考え方
自分が選ばれるために・サービス志向のポートフォリオを作成する
・ポートフォリオを技術で特化する
・Qiita100記事書く
・勉強会開催するなど、企業が自分を選ぶ理由を日々作っていきましょう。https://t.co/aSyjPyokIz
— ブシトラ🐯筋肉エンジニア (@busitora2) March 7, 2020
企業に選んでもらえる、ただ1本のキュウリになるための戦略を考えよう
「(法に触れない限り)どんな手段を使ってでもいいから、自分というキュウリを手に取ってもらえるようにしろ」と言われたら、あなたはキュウリとしてどんな作戦や工夫を講じますか?ひるがえって、「どんな手段を使ってでもいいから、自分という就職希望者を選んでもらえるようにしろ」と言われたら、あなたはどんな作戦や工夫を講じますか?
↑これ、真理ですよね。ポートフォリオを作っているRails未経験は死ぬほどいるので、何か差別化しないと選んでもらえません。。
もしもの話ですが、あなたよりも1歳若い全く同じスペックのAさんがいたら、Aさんが選ばれてしまいますよね。なので、Aさんにないあなただけの魅力を作りましょう!!
予想以上に書類選考が通らない

タイトルのとおりです。僕は2020年に就活をしましたが、2018年から学習を徐々に開始しています。
2018年当時に就活をしていた友人達の情報を元に学習し、ポートフォリオを作成しましたが、「今と昔じゃ市場が全く違う」といった感じです。
Rails企業の採用基準
2018/07
チュートリアルやってる!採用!2019/01
ポートフォリオheroku上げてる!採用!2019/07
ポートフォリオRSpec書いてDocker/AWS触れてる!採用!2020/01
オリジナリティ溢れるポートフォリオにVue.js/RSpec/Docker/AWS、terraformまで触れてる!…ただコミュ力がなあ— わん ▽ ミニマルエンジニア (@minimaldisciple) January 22, 2020
知人の上記のツイートを参考にしますが、2020年1月で流石に Vue.jsやterraformまではいかなくても、ポートフォリオでAWSやDockerを使用するのはスタンダードになってきた感はあります。
そもそも、未経験からの書類通過率が10%らしい
Rails会社の人事や、通っていたスクール運営者に聞いたところ、そもそも未経験で書類通るのは10%くらいらしいです。
僕の場合は「興味のあるRailsの会社100社に申し込んで、25社くらい」通りました。25%ですね。
媒体については、下記記事を全部駆使して100社。といった感じです。

振り返ってみれば悪くない数字ですが、当時は書類が落ちまくり地味にライフを削られていました。
なので、応募はほとんど落とされる前提で申し込まないと母数が少なくなり苦しい思いを刷ると思います。
仕事を辞めずに就活する人は、ここまで申し込めないと思うので、なかなかきつそうです。
業界と言語で絞り込みすぎた

就活初期には、「HRtech × Rails」で、「行きたい業界 × 開発したい言語」でかなり絞って就活してしまい、2週間ほど無駄にしました。
最終的には幅を広げ就活を、下記のような軸で行いました。
- Railsで開発ができること
- 興味のある業界であること
感想として、Railsだけで絞りすぎたな。。といった感想が正直なところで、もし就活し直すなら
- Rails × 興味のある業界
- 他言語 × 人材業界
などど他の言語での応募ももっと増やしたと思います。就活は大満足の結果で終わりましたが、もっと幅広く会社を見ておくべきとも思っています。
ポートフォリオの評価された部分

ポートフォリオで評価された部分は、主に下記です
- Gitflowで開発
- PRやissueを使いこなしている
- コミット数、粒度が細かい
- サービス志向で作ってある
- コードが綺麗(ロジックをviewにかかない等)
- コードに思考の汗がある
- 画像を発注してサービス向上しようとしてる
- ユーザー確保やマネタイズまで意識してる
- AWSやCapistrano、Dockerなどの技術面
赤文字部分のところが大事で、「何故そのポートフォリオを作ったのか」「どんな技術を使ったのか」がかなり見られました。
何故ポートフォリオを作ったのかは、Readmeを御覧ください。
殆どの面接官は、①一定の技術力があることを前提に面談に呼び、②何故ポートフォリオを作ったのかを説いてきます。もし仮に、Twitterやインスタのような量産型系ポートフォリオを作る場合は、いわゆる下記のような高難易度の技術でゴリ押しするポートフォリオを作ると良いかもしれません。
- AWSデプロイ
- 本番環境Docker(ECS)
- CircleCI
- Vue,jsやReact.js等
- terraform
正直、未経験でECSやVue.jsまで使いこなしている人極稀にいますが、ほんの一握りの人しかそこまで達成できていない感じはありますw
僕は、AWSデプロイとローカル環境でDockerを使ったくらいでしたが、上記を行っていればもっと選考には通ったかなぁ。とも思います。
「就活のためのポートフォリオ」って2つの意味で残念だと思うんですよね。
①「好きで作った」のではなくただの見せ物として作ってるため、入社後はプライベートでコード書かなくなり、費用対効果の悪い人材になる可能性大
②「見せるためのポートフォリオ」なのでマネタイズやマーケ視点が抜けてる
— 進撃する人 (@mikasa_program) February 23, 2020
- サービス思考 ◎ 技術 ◯
- サービス思考 △ 技術 ◎
どちらも◎なら完璧ですが、僕は①を選択し、無理そうなら徐々に技術を足していくスタンスでやっていました。
ポートフォリオの作り方は下記のQiitaに書きましたので、興味有る方は是非!
ポートフォリオ以外で評価された部分

ポートフォリオが平均以上のものを作るの同時に、更に自分を魅力的にする付加価値のある行動を行いましょう。
- Githubで学習したものは管理して可視化
- Togglで時間管理を可視化
- Qiitaで記事投稿
- Twitterでのアウトプット
- 営業成績やコミュ力
- 勉強会へ参加しているログ
- このブログ
上記が評価された事一覧ですね。今すぐあなたも実行できるのは
- Qiitaに記事投稿や技術ブログ
- Twitterアウトプット
- Githubで学習内容管理
- 勉強時間管理
- 勉強会参加
などです。特に、Qiitaは絶対書いたほうがいいですよ、ほぼ100%印象が良くなります。
適当な内容はダメですが、内容よりも書いている事実が大事です。学んだ内容をアウトプットするエンジニアが求められているということですね。
もし僕が今から差別化を図るなら、上記に加えて
- 勉強会の開催(主催)
- 自分より未経験に技術を教える
- 共同開発(スクール以外での)
などを試すかと思います。
ポートフォリオとそれ以外の部分をあわせて、なんとかRailsの自社開発企業さんに内定をもらえた感じです。
僕の就活時のスペックは下記なので、もし下記よりも「年齢が低い」「学歴が高い」「職歴がいい」「技術レベルが高い」などなら、僕よりうまくいくと思います。
- 25歳男
- 大学はFランレベル
- 新卒で人材大企業 → エンジニア転職のため派遣を経験(職歴合計3社)
- 営業成績は◎
- コミュ力も悪くはない(と信じたい)
- ポートフォリオ
自分のスペックを客観視してください。Twitterやネット記事にはRailsエンジニア転職のノウハウがかなり落ちてますが、彼らのバックグラウンド(年齢/職歴/学歴)ありきのノウハウなので、あなたとスペックがかけ離れていればあまり意味ないと思います。(参考にはなると思いますが、鵜呑みはNG)
逆に僕に関しては、年齢は若いとはいえ、「Fラン大学」「職歴汚い」なので、他のノウハウ発信者よりは、再現性は低くはないと思います。信じるかはあなたに任せます。
エンジニア就職活動感想まとめ
忙しい人向けにまとめます。
- 未経験からRailsエンジニアは超レッドオーシャンなので、差別化を図ろう
- 書類通過率は10%!それを踏まえて申し込もう
- 行きたい会社を絞り込みすぎず、幅広く見よう
- ポートフォリオは技術とサービス志向の両方が大事
