どうも、元大手人材業界出身で、新卒の会社を5ヶ月でやめた23歳のブシトラです。(@busitora)
この記事をご覧になっているということは、
と思っているんではないかと思います。実際に退職したいと思っても、無職になるのは不安ですよね。
私も、仕事を辞める前にいろんなブログを読んだりして、「仕事を辞める前に結局何を考えればいいんだろう…」と思ったことがあります。
そこでこの記事では、実際に新卒で退職した経験がある私が、
- 新卒が無職になる前に考えるべきこと
- 新卒が無職になるメリットとデメリット
について紹介します。
このページの全体像
新卒が無職になる前に考えること2つ

新卒が1年未満で無職になる場合、辞める前に考えておくべきことが2つだけあります。それが、こちらです。
- 退職後に食べていくお金があるか
- 退職後の行動が明確か
「今すぐにでも辞めたい」…と思ったとしても、もしも上記2つが明確ではないのなら、、いちど立ち止まってこの記事を読んでみてください。
1. 生活費が月にいくら必要か考える
退職前にまず最初に考えておくことが、生活費が月にいくらくらいかかるかです。例えばこんな類のものです。
- 住居費
- 保険料
- 通信費
- 水道光熱費
- 奨学金
- 税金
赤字以外はすぐ想像できると思うので、具体的に意識すべきなのは税金と保険料だけです。
- 固定費(税金+保険料)
- 生活費
この2つさえ抑えてしまえば、とりあえずOK!
固定費(税金と保険料)
まず最初に考える必要があるのは、税金と保険料です。一度調べてしまえば簡単ですが、調べるまでがおっくうですよね。
税金と保険料について、簡単に紹介します。詳しく知りたい方はこちら。
退職すると、会社が払ってくれていた税金や保険料を自分自身でで払う必要があります。意外と多くの保険料、税金が給料から引かれています。
- 厚生年金保険料
- 健康保険料
- 雇用保険料
- 住民税
- 所得税
会社に所属している時はあまり意識していなかった方も多いと思いますが、辞めた後に自分で払う保険料、税金はこちらになります。
- 国民年金
- 国民健康保険
- 住民税
- 所得税
この4つの保険料と税金の金額は、居住地、給料によって変わってきます。
- 国民年金→一律で16000円くらい
- 国民年金保険→市区町村により変動
- 住民税→市区町村により変動(年収の約10%)
- 所得税→給料により変動(累進課税制度)
住民税と所得税に関しては、1年間のあなたの給料を算出した元、翌年に請求がきます。けっこう大きい額で請求されます。翌年に請求がくるのでそこまで意識しなくても大丈夫です。直近で意識すべきなのは国民年金と国民健康保険です。
健康保険料も、あなたの給料と居住地、給料によって変動します。
- 国民年金が16000円くらい
- 健康保険料は5000~数万
自発的に無職になった人の場合、国民年金、国民健康保険ともに軽減・減免制度があります。また、辞める時期によってもかなり変わるので、ご自身で調べてみてください。
変動費
次に考えるべきお金が、変動費です。
変動費の分類はこんな感じ↓
- 食費
- 衣服費
- 交際費
- 医療費
- ガソリン代
- レジャー費
- 生活雑貨費
- 美容費
- お小遣い
固定費と変動費がいくらかかるか計算して、貯金額と見比べて退職できるか検討しましょう。
2. 何をして生きていくかを考える
あなたは、なぜ無職になりたいんでしょうか?仕事を辞めて何をしたいか決めていますでしょうか。
仕事を辞めた後の方向性が決まっていればいいですが、決まっていない場合は方向性で大丈夫なのでサクッと決めてしまいましょう。
方向性としては、こんな感じだと思います。
- 正社員
- 派遣社員
- フリーター
- アルバイト
- 一旦休む
どの方向性でも大丈夫ですが、たった一つ考えるべきなのは、
無職になって将来どうなりたいか?
の1点です。これが決まってなければ、無職になるのはあまりおすすめできないです。
新卒が無職になるメリット3つ

1. 完全に全ての時間が自分のもの
会社を辞めれば、全ての時間が自分のものになります。
会社員時代は、月曜日から金曜日まで、朝から夜遅くまでずっっと会社に拘束されますよね。そして、土日は仕事の疲れを取るために休む。
そして、日曜日は仕事のことを考えて憂鬱になる。そんな働き方がいやで私も退職しました。
時間があれば、行動ができます。行動することができれば、チャンスに巡り会うこともできます。
2. 人に会って視野が広がる
会社員を辞めると、時間ができます。そしてその時間を使っていろんな人に会いにいけます。
会社員の時にはサラリーマンという働き方しか知ることができませんが、世の中には様々な方法でお金を稼いでいる人がいるんです。
- ブログだけで生計を立てている人
- 無職なのに不労所得で生きている人
- アフィリエイトで月300万稼ぐ人
- ライターとしてフリーランスで働いている人
- エンジニアとしてリモートで働くサラリーマン
一旦会社の外を出てみると、「サラリーマン以外の働き方もあるんだな」ということに気づけます。例えば、フリーランスという働き方。会社に属さず、自分の力だけで生きている人も沢山。
3. 若いので挑戦できる
新卒で会社を辞める人は、だいたい22~26歳くらい。寿命が伸びている現代で、100年生きるとも言われていますよね。
24時間を100年計算として考えたら、だいたい朝の6時くらい。
朝の6時から再出発しても、問題ないと思いませんか?新卒で失うものなんて、職歴の傷くらいじゃないでしょうか。
また、僕らの世代は30代、40代と違って若さがありますよね。若さがあれば挑戦して失敗してもやり直しができます。
留学してもいいし、やりたい夢のためにフリーターをしたっていい。まだ朝の6時ですよ。これからです。
新卒が無職になるデメリット3つ

1. 新卒切符を失う
日本には、新卒切符という概念が存在しますよね。新卒切符とは、「大企業に新卒で入れればそのまま安泰で出世できる」といった考え方です。
何にもスキルのない大学生が、超一流企業に入れたりすることもあります。中には、新卒でしか採用をしない企業もあったりします。
終身雇用、年功序列の制度は少しずつ変化してきていますが、まだまだ新卒一括採用が根強いのも事実。
そんな中、出世できる可能性のある切符を捨てるのはもったいないです。1年目で新卒切符を捨てると、第二新卒では待遇が落ちる場合もあるからです。
2. 固定給を失う
先ほどの考えておくべきことでも述べましたが、月給というセーフティーネットがなくなります。
これがとても精神的に良くないです。毎月の生活費でどんどん口座からお金が減っていきます。常にお金の不安が付きまといます。
サラリーマンは、毎月同じ額がずっと振り込まれ続けるというのが当たり前になっているので、辞めた後にお金を振り込まれないのは危機感でしかありません。
「お金がない=死」とまでは大げさかもしれませんが、お金がないと何もできませんよね。
3. 将来的に不安になる
学生の頃までは、学校や部活、サークルなどのコミュニティに所属していましたが、無職になった途端に所属が無くなりますよね。
「どこにも所属していない」というのは、コミュニティを大事にする日本人にとって精神的に不安になる要因になるんです。
頼れる人、同じ行動をしている人が誰一人いなくなるので、疎外感をとても感じます。
また、無職は信用がありません。クレジットカードすら作れませんし、何者でもないただの人です。ただの無職になってしまいます。
お金に余裕があり、目的があるなら辞めてもOK

結論ですが、無職になってもいい人は
お金の余裕があり、目的がある人
です。お金が出来なければ生活できませんし、目的がなければ辞める意味がありません。つまり、
辞めることが目的ではなく、手段ならOK
ということです。もちろん、ブラック企業にいる場合や鬱になりそうな場合は辞めることをお勧めします。


では、ブシトラでした。