読書が有益なのは、このページに辿り着いた皆様なら既にお分かりかと思います。私も、読書とても大好きです。「人の知恵を1000円程度で学ぶことが出来るツール」最高ですよね!
しかし、この本を読む前の私はこんな感じでした。
どうでしょうか?もしあなたが、
と少しでも思ったのであれば、3分程度で読めますのでサクッと読んでみてください。
①読んだら忘れない読書術の概要
②読書をする時に気をつけるべきポイント
このページの全体像
はじめに
読んで忘れてしまう読書は、娯楽と同じ
あなたの書籍にある本が、記憶に残っていない場合、それは
知識として定着していない
ということになります。そんな知識の定着のない読書は、年間100冊読んでも、ざるで水をすくうようなもので、結局は時間の無駄になってしまいます。
と思うのであれば、読んだら忘れない読書術の原則の方法を試してみて下さい。(本来は8つである得られる事ですが、減らしたりして少し自分なりにアレンジしております)
読書によって得られる6つのこと(時間がある人だけ)
①結晶化された知識
情報はインターネットでも手に入るが、インターネットで得た情報は「知識」であることが多く、断片化されている。つまり、物事の一つの側面からしか物事を捉えられておらず、情報はすぐに陳腐化します。
その点、本の情報は物事の全体を捉えており、陳腐化しにくいです。著者の知恵を1冊にまとめた情報が本なので、歳月が経過しても使える情報が盛りだくさんです。
1年経って古くなるのが「情報」、10年経っても古くならないのが「知識」です
②時間
世の中で大切なものは諸説あるが、著者曰く5つある。と語っています。
- お金
- 時間
- 情報/知識
- 人(繋がり)
- 健康
この中で一番重要なのが、「時間」だと著者は語ります。
例では、毎日膨大な迷惑メールを処理しているAさんに、著者が迷惑メールの振り分け方法を教えるというもの。結果、Aさんは年間150時間節約することに成功した。
とあります。私は、この内容を読みオットー・ビスマルクのこの名言を思い出しました。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。そして聖人は経験から悟る」
自分が起こすあろう失敗は、他者が既に経験し対処法まで残してくれています。本は、まさに他人の失敗、成功が多く書かれています。賢者であれば、絶対に読書をして自分を客観視する事が出来ます
③仕事力
例えとして、職場の仕事が出来るライバル、料理番組の話が出てきます。
結論として、仕事が出来るライバル、料理を即席で作れる人は、
頭の中に情報のキッチンがあるから、アウトプットが出来やすいです。
つまり、アウトプットするためにインプットを常日頃からすることにより、常に闘える状態にあるため仕事力がつきます。
圧倒的な読書を行いインプットが出来れば、すぐにアウトプットが出来ます
④ストレス緩和
解決法を知っているとストレスが緩和されます。あるマウスの実験で
Aの部屋のマウス→電気ショックを与える、レバーを踏むとショックが止まる仕組みがある
Bの部屋のマウス→電気ショックを与える
という実験をしたところ、解決方法を知っているAのマウスより、Bのマウスの方がストレスを大きく受けたという事実が明らかになりました。
この結果から、解決方法がわかっている場合、状況が変わっていなくともストレスは軽減出来ます。
また、イギリスの大学の研究で、読書を6分間行うだけで、ストレス軽減になるデータも出ています。
⑤頭が良くなる
多くの脳科学研究者が、読書によって「知能が高くなる」「地頭が良くなる」「知能が高くなる」「脳が活性化し、脳のパフォーマンス良くなる」と研究で示しています。
- 高齢になってからの読書は精神的退化を32%遅らせ、逆に頭を使っていないと精神的退化が48%加速する。(アメリカのラッシュ大学の研究)
- 読書やパズルなどの日頃から頭を使った趣味を持つ人は、アルツハイマー病にかかるリスクが低い(アメリカのケースウェスタンリザーブ大学の研究)
- 文章を読んでいる際、前頭前野、頭頂葉、側頭葉、後頭葉などの様々な場所が、両側共に活性化する。また、音読をするとさらにこれらは活性化する。(東北大学川島隆太教授の研究)
などと、読書によって頭が良くなる事が証明されています。
⑥人生における変化
ある1つの本に出会う事で、大きく人生が変わる事があります。
著者は精神医学者ですが、「ドグラ・マグラ」という本に出会う事で、精神科医を目指されたそうです。
私の人生を大きく変えた本は、間違いなくこの本です。「金持ち父さん貧乏父さん」
この本を読み、考え方が180度変わりました。
(2022/05/26 16:59:32時点 Amazon調べ-詳細)
このように、1冊の本との出会いが考え方をガラッと変えてくれるかもしれません。
読んだら忘れない読書術の原則
1週間に3回アウトプットする
読んだ本などの情報は、絶対にアウトプットしましょう。
記憶の定着には、諸説ありますが、膨大な脳科学研究を要約すると、最も効果的な記憶術として、この方法が一番記憶に残ります。
最初のインプットから7〜10日以内に3〜4回アウトプットする
なぜ7〜10日以内に3〜4回アウトプットするのが良いのかというと、
脳が、重要な情報以外は忘れるように出来ているから。
です。では、脳が重要な情報と判断する基準は何でしょうか。
- 「何度も利用される情報」
- 「心が動いた出来事」
です。皆さんも、昨日の朝から夜までの行動は全部覚えてますよね?
ですが、これが1ヶ月前の今日、何をしていましたか?と聞いたらほとんどの人が忘れていると思います。この現象は、脳の仕組み上忘れるようプログラムされてまして、しょうがないのです。なので、これを防ぐためには、短期記憶から長期記憶にプログラムを組み直し、「何度も利用される情報」に上書き保存してしまえば良いのです。
脳の海馬が、情報を1〜2週間仮保存されている間に3、4回アウトプットし、海馬に、重要情報としてしっかりと保存させる
これが出来れば、長期記憶にプログラムされ、忘れなくなります。皆さんも、ご自身のご住所や電話番号は覚えてますよね。それは長期記憶としてプログラムされているからなんです。
具体的には、
- 本を読みつつ、メモに書く。マーカーを引く
- 本の内容を人に話し、要約をまとめる
- 本の感想や気づきを、SNSにアップする
- ブログなどにレビューとして書く
など、アウトプットであれば方法は問いません。ただ、人に話すのはオススメでして、というのも、画像をご覧頂きたいんですが、

人に教える事で圧倒的な知識になるんですよね。人に教えるとなると、100%理解していなと教えられませんし、疑問などを投げかけられた場合に、インプットが出来ていないとアウトプットが出来ないのんですよね。本を読んだだけだと、10%しか学習にならないことには驚きますよね。
これはマジですので、オススメです。
本は読んで、何が書いてあったかを要約し、そこから何を学んだか、それをどう活かすか。を意識し、圧倒的にアウトプットすべし。人に教えるのが一番オススメ
この本には、他にも様々なノウハウが書かれていますが、一番大事だと思うエッセンスのみご紹介しました。
この他に、この本もオススメです。↓
では、武士虎でした。