忙しくて時間がないけど、7つの習慣の内、どんな習慣があるのか知りたい。。。という方に向けた、1つずつの習慣の概要です。 今回は、
第1の習慣:主体性を発揮する になります。 この記事を読むことにより、
7つの習慣のうちの1つ目の習慣、「主体性を発揮する」についての知識が深まります!
このページの全体像
自己責任の原則
「問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である」
まず初めに、第1の習慣の1ページ目を開くとこの文章が書いてあります。この考えは、
全ての事柄に対して、自分自身がどのような選択をするのか、
今の自分は自分の選択の結果であるという考え方で、逆の考え方は、うまくいかないことを他人や組織、環境のせいにし、不平や不満を言い続ける。自分が出来ることに集中し、自らの力で結果を出すのが主体性を発揮する
ということになります。
3パターンある他責の考え方(時間がある人向け)
- 遺伝子的決定論→(例)「母親と父親から受け継いだ血のせいで、こういう性格なんだ!」という決めつけの主張のこと。自分の短所を親の血のせいにするのは私も昔良くやってました。笑
- 心理学的決定論→(例)「親が厳しく育てたから、私はこんな性格なんだ」という決めつけの主張のこと。逆に、「親が優しく育ててくれたから、私は優しい性格になれた」であればOKです。(理由は下記の刺激と反応のモデル参照)
- 環境的決定論→(例)「自分の上司、妻、子供、国のせいだ!」という決めつけの主張のこと。自分の環境を取り巻く何かが、あるいは誰かが、今の自分の状況を作りだしているという考え方
刺激と反応、そして選択の自由

人間は、選ぶことができる(主体性のモデル)
動物は、刺激→反応 という結果になるのに対し 人間には、刺激→選択の自由→反応という、「選択の自由」が備わっています。
例えば、バナナを食べている猿のバナナを無理やり横取りしたら、どうなりますか?
猿には選択の自由がないため、ほぼ100%怒って攻撃のアクションを取ると思います。
しかし、もし人間がバナナを横取りされたらどうでしょう?
全員が怒ることはないと思います。人によって、様々な選択が出来ますよね。
「怒る」「泣く」「問う」などなど。
人間は刺激と反応の間に「選択の自由」があるため、動物より高次元でものを考える事が出来る
この主体性のモデルと呼ばれるものには、4つの性質があります(時間がある人向け)
- 自覚→自分自身を客観的に見つめる力
- 想像力→現在の状況を超えて頭の中で想像する力
- 良心→人間の心の奥底で善悪を区別し、正しい原則を知り、今の思いや行動はどれだけ原則と調和しているかをわきまえる意識または能力である
- 自由意志→あらゆる影響に縛られることなく、自覚に基づいて行動する力のことである。
動物は、以上4つの能力を持っていません。
例えば、犬に新聞を咥えて取って来させることを覚えさせても、その新聞が濡れることを自覚させることは出来ないということです。
しかし、
人間なら、何故新聞を濡らしてはいけないのかをキチンと伝えることにより、
「新聞は濡らしたら読めない」と想像させることが出来ます。
主体的な人、反応的な人
主体的な人
自分に主体性があるのかないのかが一番気になりますよね。笑
正直、これを意識するだけでだいぶ変わると思います。
主体性がある人の対義語は、反応的な人です。
「Responsibility:責任」という言葉がありますが、
これは「Response:反応」と「Ability:能力」という言葉の組み合わせから出来ており、
つまり、「自分の反応を選択する能力」=責任
となります。つまり、主体的な人とは、
自分の行動に対する責任を取り、状況や環境などの条件面のせいにしない人
となります。主体的な人の行動は、状況によって起きる一時的な感情の結果ではない。という事がポイントです!
反応的な人
反応的な人は、自分の行動の責任を放棄している人です。
例えば、反応的な人の多くは周りの物的な環境に大きな影響を受けます。
主体的な人と違って、自分以外に原因を求めるタイプですね。笑
天気が悪ければ、機嫌が悪い。天気が良ければ、機嫌も良い。といったように
自分以外の要因に自分の気分を左右されやすい傾向にあります。
主体的な人は、自分の天気を持ち合わせているので、雨でも晴れでも機嫌に左右されません。
「自分の価値観に基づき行動している」からです。
あなたの許可なくして、誰もあなたを傷つけることは出来ない byエリナールーズベルト
自分が傷つくことを選択していて、傷ついている。これは私も理解するのに時間がかかりましたが、悲しむのも傷つくのも、選択しているんですよね。。。
影響の輪と関心の輪
影響の輪と関心の輪とは?
私たちは、色んなことに興味を持っていますよね。
健康、家族、仕事の問題、経済、などなど、挙げれば無限にあると思います。
その関心は、実は2種類に分ける事が出来るんです!
興味があり、自分が直接的にコントロール出来ない事柄
例えば、
興味があり、自分が直接的にコントロール出来る事柄
関心の輪の中に、影響の輪があリます。
ここで作者が伝えたいことはシンプルで、
主体的な人は、
自分が影響を与えるられることに関心があり、それ以外に興味がない
ということです。
全ての問題は3種類に分類出来る
私たちが日々直面する問題は、実は3つに分類する事が出来ます。
①直接的にコントロール出来る問題(自分の行動に関係している問題)
②間接的にコントロール出来る、あるいは影響できる問題(他人の行動と関係している問題)
③全くコントロール出来ない問題(誰も影響出来ない問題、過去や天候など)
まとめ
主体的に行動することとは、
何か問題が発生した時、刺激が起きた時、それをどう選択し、どう捉えるかは自分次第ということ。